患者さんと話していると、よくこんな言葉を聞きます。
「最近また腰が痛くなってきたんですよね…」
とりあえず湿布を貼ってみたり、
少し横になって休んでみたり。
それで一度は落ち着くんだけど、
しばらくするとまた痛くなる。
そんな繰り返しをしている方、実はとても多いんです。
今日は、
腰痛について知っておいてほしいことを3つお話してみようと思います。
その① 腰痛の原因は「腰じゃない」ことが多い

腰が痛いと、どうしても腰だけを触りたくなりますよね。
揉んだり、温めたり、湿布を貼ったり。
もちろんそれで楽になることもあります。
でも実際には、腰痛の原因が腰以外にあることもかなり多いんです。
例えば
・お尻の筋肉
・太ももの裏(ハムストリングス)
・股関節の動き
このあたりが固くなっていると、
その負担を腰が全部引き受ける形になります。
腰は体の「要」と書きますよね。
要の場所だからこそ、
周りが固くなると腰が頑張りすぎてしまうんです。
今日できる小さなこととしては、
座ったままでもいいので
足首をゆっくりぐるぐる回してみてください。
足先の血流が良くなるだけでも、
腰まわりの緊張がゆるむことがあります。
その② 良い姿勢=背筋を伸ばす、ではない

「姿勢に気をつけてくださいね」
こう言われると、
多くの方が胸を張って背筋をピンと伸ばします。
でもこれ、長時間やると結構疲れます。
実は本当に良い姿勢というのは
力を入れて作る姿勢ではなく
力を抜いても崩れない姿勢なんです。
ポイントは骨盤。
座っているときに
骨盤が後ろに倒れる
↓
腰が丸くなる
逆に
骨盤が前に倒れすぎる
↓
反り腰になる
この中間くらいが、体にとって一番楽なんですね。
簡単なコツがあります。
座るときに
お尻の骨(座骨)をイスに当てる意識をしてみてください。
それだけで骨盤が立ちやすくなります。
もう一つおすすめなのが、
一度深く腰掛けてから
少しだけ前に座り直すこと。
これだけでも姿勢がかなり整いやすくなります。
その③ 腰痛は「慢性化する前」が一番大事

腰痛でよくあるパターンがあります。
「少し痛いけど、まだ動けるから大丈夫」
この状態。
実は体はこのとき、
静かにサインを出しています。
痛みが軽いときは、
筋肉
関節
体のバランス
まだ調整できる余裕が残っています。
このタイミングで整えると、
体はわりと素直に回復してくれます。
逆に
湿布でごまかしながら数ヶ月…
となると、
・ぎっくり腰
・坐骨神経痛
に進んでしまうケースも少なくありません。
「なんとなく腰が重い」
「疲れると腰にくる」
実はこのくらいの段階が、
一番体を整えやすいタイミングだったりするんです。
さいごに
腰痛は
痛くなってから治すよりも
サインに気づいて整えるほうが、ずっと楽です。
もし最近
・腰が重い
・だるい
・疲れると痛くなる
そんな感覚があるなら、
体が「そろそろ見てほしいな」と言っているのかもしれません。
「まだそんなに痛くないのに行っていいのかな」
そんなふうに思う必要はありません。
気になることがあればいつでも聞いてくださいね。

