家事をしていると腰からお尻にかけてズキッとする。
長く座っていると足がしびれてくる。
階段を降りるとき、なんとなく足に力が入りにくい気がする。
特に40〜50代の女性から、最近こういったお悩みをよく耳にします。
「年のせいかな」と思って様子を見ているうちに、気づけば何ヶ月も経っていた、という方も少なくありません。
そもそも坐骨神経痛って何でしょう?
坐骨神経というのは、腰から出て、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先まで伸びている、とても長い神経です。

この神経が圧迫されたり刺激を受けたりすると、
・腰の痛み
・お尻の違和感
・足のしびれ
などの症状が出てきます。
これをまとめて「坐骨神経痛」と呼んでいます。
ここで大事なのが、坐骨神経痛は“病名”ではなく、“症状の名前”だということです。
原因は一つではありません。
椎間板ヘルニアだったり、脊柱管狭窄症だったり、筋肉の硬さによるものだったり…。
いろいろな背景が隠れていることがあります。
なぜ中年女性に多いのでしょう?
女性はもともと男性より筋肉量が少なめですし、年齢とともに骨盤まわりの状態も変化していきます。
さらに、更年期前後のホルモンバランスの変化によって、骨や靭帯の柔軟性にも影響が出やすくなります。
そこに加わるのが、
・座りっぱなし
・立ちっぱなし
・冷え
こういった日常生活の積み重ねです。
お尻まわりの筋肉が硬くなることで、神経を圧迫しやすい状態になってしまうんですね。
しかもこの世代は、
家事もある
仕事もある
子育てもある
と、自分のことを後回しにしがちな方が本当に多いです。
だからこそ、不調が静かに積み重なってしまうのかもしれません。
「安静にしていれば治る」は半分だけ正解
痛みが強いときに無理をしないことは大切です。
ただ、「ずっと横になっていれば良くなる」というわけでもありません。
動かない時間が長くなると、筋肉はどんどん弱ってしまいます。
すると、かえって神経への負担が抜けにくくなることもあります。
大切なのは、
“痛みの出ない範囲で、少しずつ動くこと”
です。
これは地味ですが、とても大事なポイントです。
日常でできる、ちょっとしたケア
骨盤周りを温める
シャワーだけで済ませず、入浴などでしっかり温めることで、お尻まわりの筋肉がゆるみやすくなります。
座り方を見直す
深く腰かけ、背もたれに寄りかかりすぎない。クッションで坐骨を支えるのも効果的です。
梨状筋のストレッチ
仰向けに寝て足4の字で片膝を胸にゆっくり引き寄せる。お尻の深部が伸びる感覚があればOKです。

さいごに
「またこの痛みか…」と慣れてしまう前に。
体は、ちゃんとサインを出しています。
しかも、大きな声ではなく、わりと静かにです。
だからこそ、一度丁寧に向き合ってみてください。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

