東洋医学では、 “気・血・水” が体を巡ることで健康が保たれると言われています。
簡単にいうと——
- “気” はカラダのエネルギー!
- “血” はカラダを養う栄養と熱の流れ!
- “水” はカラダを潤す水分!
この3つのバランスが崩れると、不調が出てくるんですね。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
“気” = 生命のエネルギー

「元気」って言いますよね? まさにその “気” です。
“気” は 生まれ持った力(先天の気) と、
食べ物や呼吸から作る力(後天の気)でできています。
これが足りなくなると “気虚(ききょ)” という状態になり、
- すぐ疲れる
- やる気が出ない
- 声が小さい
- 風邪をひきやすい
…こんな症状が出てきます。
逆に、“気” が スムーズに巡らない(気滞) と、
- イライラしやすい
- 胸がつかえる感じがする
- お腹が張る
- 頭痛が多い
また、気が下から上に逆流する(気逆)と、
- イライラ、怒りっぽい
- のぼせ
- 発作性の咳
- 吐き気、ゲップ
…こんな不調が。
ストレスや暴飲暴食で気の巡りは悪くなるので要注意!
そんな時は 深呼吸 や ストレッチ、
リラックスできる お風呂 がおすすめです。
“血” = 体を養う栄養と熱

血液のことですが、西洋医学とは少し違う考え方。
血は体のすみずみまで栄養を届ける役割があります。
これが足りなくなると “血虚(けっきょ)” という状態になり、
- 顔色が悪い
- 目が乾く、かすむ
- 貧血っぽい
- 不眠
…といった症状が。
逆に、血の流れが悪くなる “瘀血(おけつ)” になると、
- 肩こりや冷えがひどい
- 生理痛が重い
- くすみやシミが気になる
- 頭痛が頻繁に起こる
血の巡りが滞ると、ドロドロ血になりやすいんです。
鉄分たっぷりの食事(レバーやほうれん草)を摂ったり、
適度な 運動で血流を良くすることが大切。
“水” = 体を潤す水分

“水” は リンパ液や涙、胃液、関節の潤滑液など、
血液以外のカラダの水分のこと。
これが足りなくなったり、巡りが悪くなった状態をまとめて “水毒” といい
- 乾燥肌
- 便秘
- 目や口が渇く
逆に、水が体のどこかに たまりすぎると、
- むくみ
- 頭が重い、めまい
- 関節が痛む
- 胃腸の調子が悪い
…こんな不調が出ます。
特に冷えは水の巡りが悪くなる原因 に!
こまめな水分補給 や 温かいスープ を飲むのが◎
さいごに:気・血・水のバランスが大事!
✔ 気の巡りが悪いと、 だるさ・イライラ
✔ 血の流れが悪いと、 冷え・肩こり・シミ
✔ 水のバランスが悪いと、 むくみ・乾燥
どれも 食事・運動・生活習慣 で整えることができます。
「最近不調が多いな…」と思ったら、
気・血・水 のバランスを見直してみるといいかも?
まずは 食生活と運動 から、ちょっとずつ改善してみましょう!
意外と、すぐ変化を感じられるかもしれませんよ😊

