お医者さんが教えてくれない「痛み3つのタイプ」~痛みの話①~

暖かくなってきた札幌ですが、

皆さんお元気でしょうか、おおにしです

目次

突然ですが、あなたにとって痛みとは?

  • ケガをした時のアラーム
  • 体の異常を知らせるサイン
  • 動きすぎた結果

もちろん、どれも正解です。

ただ、痛みはそれだけではありません。

医学の世界(国際疼痛学会(IASP))では、痛みはこう定義されています。

「実際の組織損傷、または潜在的な組織損傷に関連した、不快な感覚的・情動的体験」

わかりやすくすると

痛みは、体が傷ついた時に出るサインです。

ただし、実際に大きな傷がなくても痛みを感じることがあります。

さらに痛みは、体だけでなく「不安」「ストレス」など心の状態にも影響されます。

つまり痛みは、単なる“体の故障信号”だけではなく

  • 不安
  • ストレス
  • 記憶
  • 緊張
  • その時の状況

こうしたものが絡み合って、「痛み」という体験を作っています。

だから、

「不安な時ほど痛みが強い」
「夢中になってる時は痛みを忘れる」

これも気のせいではなく、脳と神経の働きとして起きています。

痛みには「3つのタイプ」があります

分類特徴身近な例
侵害受容性疼痛体の組織が傷つき、その情報を知らせている痛み打撲、捻挫、筋肉痛、炎症
神経障害性疼痛神経そのものが傷ついたり誤作動している痛み坐骨神経痛、帯状疱疹後神経痛
心因性疼痛(痛覚変調性疼痛)脳や神経の感度異常による痛み慢性腰痛、線維筋痛症など

よくある誤解:「検査で異常がない=痛みは気のせい」——これは間違いです。3番目の「心因性疼痛(痛覚変調性疼痛)」は、組織の問題がなくても、神経システムが本物の痛みを生み出している状態です。

お知らせは「読んだら置く」ことも大切

痛みは体からのお知らせ”です。

でも、お知らせを確認しすぎることにも危険があります。

最新の疼痛科学では、痛みへの過度な注意や恐怖が、痛みをさらに増幅させることがわかっています。

「また痛むんじゃないか」「動いたら悪化するのでは」

そういった思考が、脳の痛み処理回路を過敏にし続けるのです。

この悪循環が、急性の痛みを慢性化させる大きな要因のひとつです。

お知らせは確認する。

でも、確認したら置く。

痛みというシグナルを無視するのではなく、正しく受け取ったうえで、必要以上に恐れないこと

それが痛みとの健全な付き合い方の第一歩です。

なぜ「痛みの見極め」が大事なのか?

もし、捻挫(侵害受容性)で悩んでいるのに、神経の痛み止めを飲んでも……おそらく効果は薄いでしょう。

これは、

“エンジンが壊れているのに、ずっとタイヤを修理している”

ような状態です。

つまり、

「どこで、何が起きているのか?」

原因と対策が一致して初めて、回復への道が開けます。

さいごに

今回お伝えしたように、

痛みは「心と体」が複雑に絡み合っている場合があります。

痛みは、ただ消すものではありません。

体があなたに伝えようとしているメッセージです。

まずは一緒に、その原因を整理してみませんか?

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