前屈で腰が痛い原因はひとつじゃない|タイプ別に見る腰痛の特徴

「朝、靴下を履こうとしたら腰がピキッ…」
そんな経験、ありませんか?

最近、デスクワークの方から
「前にかがむと腰が痛いんです」
という相談をよく受けます。

毎日座りっぱなし。
動くのはトイレとコーヒーを淹れに行くときだけ。
……はい、こんな方多いですよね(笑)

でも実は、“前屈で痛む腰痛”って、原因がひとつじゃないんです。

腰の真ん中が痛むタイプ

腰のど真ん中がズーンと痛い。
そんなときは「椎間板(ついかんばん)」が関係しているかもしれません。

出典:Nachemson.1976

座りっぱなしの姿勢って、実は椎間板にずっと圧がかかってるんです。


朝起きて動き出すときに痛みが出やすいのは、
睡眠中に椎間板が水分を吸収して膨らみ、起き上がる際に“椎間板の中の圧”が高まるからなんですね。

いきなり動かず、まずは軽く体を起こしてから動くのがおすすめです。

椎間板の外側を破って中の髄核が外に飛び出た状態が

椎間板ヘルニアになります。


朝や動きはじめに痛むタイプ

「朝イチで体を起こすと痛い」
「動いてるうちに楽になる」
そんな方は、筋膜や筋肉のこわばりが原因かも。

寝てる間に体が冷えて、血流が落ちると筋肉が硬くなります。
特にデスクワーカーは、日中も腰まわりの血流が悪くなりやすいので、
“朝のこわばり”が慢性化しやすいです。

お風呂で温めるのもいいですが、
定期的な運動やストレッチで血流を促すこと。

翌朝の一歩目を丁寧に動かすだけでもかなり違いますよ。

片側の骨盤が痛いタイプ

腰の片側、骨盤のちょっと横あたりが痛むときは、
「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」が関わっていることもあります。

この関節、座り姿勢や足を組むクセで動きがロックしたりするんです。
一見“腰痛”っぽいけど、実は骨盤まわりの関節トラブル。

「靴下を履くときに片側だけ痛い」なんて方は、このタイプが多いです。

骨盤が前に倒れないタイプ

これも非常に多い。
お尻(臀部)や太ももの裏(ハムストリングス)がガチガチ、
もしくは腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)がサボってるケースです。

前屈って、“腰を曲げる”というより“骨盤を前に倒す”動きも必要。
でも骨盤が動かないと、腰だけが頑張っちゃうんですね。

結果、腰が代わりに働きすぎて痛みが出ます。
いわば「代打・腰」が毎日フル出場しているような状態

腰が「悪い」んじゃなく「頑張りすぎてる」

多くの方が「腰が悪い」と言いますが、
実際は“腰が他の動きをカバーしてる”ことが多いです。

骨盤・股関節・足首・胸郭・内臓・・含めて、
全体の動きのバランスが崩れていることが多いんです。

腰をもんでも治らないのはそのせいで
「悪いところ」じゃなく「頑張ってるところ」を責めてるんです。

自己判断はNG!ちゃんと体を見てもらいましょう

同じ「前屈みで痛い」でも、
原因が椎間関節、椎間板か筋肉・筋膜系か、仙腸関節かで対処法が変わります。

ネットで見たストレッチを真似して悪化…
うちの患者さんでも本当に多いです。

だからこそ、「あなたの体のタイプ」を見極めることが大切。
痛みの出方には、ちゃんと“理由”があるんです。

月寒でデスクワーカー腰痛なら、ご相談ください

当院は、
月寒エリアのオステオパシー&鍼灸専門院として、
デスクワーカー特有の腰痛・肩こりを根本から整えています。

腰をもむだけでなく、体全体のつながりを見て調整するので、
「病院では異常なし」「椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症」と言われた方にも多くご来院いただいています。

📱 ご予約はLINEまたはお電話でお気軽にどうぞ。
「靴下を履くのが怖い」そんな朝を、終わりにしましょう。

【今日のひとこと】「まだ大丈夫」ではなく、「今のうちに整える」。
それが、何よりの予防になりますよ😊

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